驚愕! トヨタが税金を払っていなかった理由
いまや世界一となったのトヨタ自動車が、何と5年に渡って税金(法人税)を払っていなかったという。
トヨタ自動車の2014年3月期連結決算で、世界販売台数が年間1000万台を突破。
売上高は前期比16.4%増の25兆6919億円、営業利益は過去最高の2兆2921億円(前年比73.5%増)。
税引き前当期純利益は73.9%増の2兆4410億円!!!
市場で見ると、不況にあえぐ出版業界全体の市場規模のほぼ倍の純利益を一グループであげているというのにである。
こんな巨大企業が過去5年、税金を1円も払わずにきたという。
税金が払えなくて潰れる飲食店や中小企業がある中で、「なんで?」という怒りの声がネット上で広がっている。
2014年3月期の決算会見での豊田章男社長曰く、
「09年3月期分から納めていなかった法人税を、14年3月期から支払えるようになった」と。
ふーん。それで?
なぜトヨタは税金を払わずに済んだのか?
とにかく調べてみた。
トヨタの2009年3月期の税引き前当期利益は5604億円の大赤字。世間を騒がせる大ニュースだった。
翌10年3月期は、2914億円の黒字。
翌11年は5632億円、12年は4328億円、13年3月期には1兆4036億円の黒字計上!
これだけ見ると、「こんなこと、ありえなーい」と思うのが一般庶民の感覚である。
従業員の賞与も、業界最高水準でほぼ満額回答で支給し続けている天下のトヨタ自動車。
いったいどんな手を使うとこういうことになるのだろうか。
現在、法人税は、損失を出した場合には、最大9年、翌年以降の利益の80%まで損失額と相殺できるという。
その上で、あらゆる企業優遇措置をフル稼働させたというところか。
大企業って、いろんな優遇措置があってすごい。
この上法人税の減税もアベノミクスの目玉政策の一つ。
一方で、所得税や住民税、消費税は、減税などないまま、ひたすらあがっていく。
トヨタ一社の問題ではないけど、
みなさん、納得できますか?
こんだけ儲けてる企業が5年も税金未払い。
なんにせよ、利益も、税金の未払いも含めて、
文字通り、トヨタは「世界一」の自動車メーカーになったってこと?