【准看護師事件・速報】日系ブラジル人の女、中国で拘束も、引き渡しに難問(編集済)
中国公安当局が女を拘束
<准看護師事件>の犯人と思われる日系ブラジル人の女が、27日、自ら中国・上海の日本総領事館に出頭し、中国の公安当局に、パスポートの密造による不法入国の疑いで身柄が引き渡された。
大阪市西成区の准看護師・岡田里香さん(29)の遺体が、東京都八王子市のレンタルトランクルームで見つかった事件で、幼なじみの日系ブラジル人の女(29)が中国へ出国したことが報じられていた。
長引くと思われた事件だけれど、本人自らの出頭によって一気に解決へ向かうか。
大阪府警は、すでに女の逮捕状を取っており、中国側に女の引き渡しを求める意向だけれど、中国公安当局が引き渡しに応じるかは微妙という。
そもそも日中間には、犯罪者の引き渡し条約がない。
また女は日系ブラジル人であり、日本人ではないことから公安当局へ引き渡されたと見られ、中国サイドにとっても旅券法違反の不法入国外国人として、法の裁きを受ける可能性がある。
2014年3月、同級生との同窓会のあとで、Facebookで「怒り震える」というコメントを残した岡田さんが、その後行方不明となっていた事件。 宅配業者に「人形」として大阪から東京八王子に運ばれた無念の中身。
一刻も早く明らかになってほしいけれど、日中という外交の壁が立ちはだかっている。
超法規的な措置が、現在の日中関係で可能かどうか。
こんな残忍な事件にまで、外交問題が影を落とすとは…。