“ASKAと共犯” 栩内香澄美(とちないかすみ)報道の裏を読む

週刊文春ではASKAの取材時の音源データが公開。

週刊新潮とそろって、大々的な暴露合戦が始まった。

マンガ美味しんぼ』の「鼻血」風評被害の件は、これで急速にしぼむ。

国会では「残業ゼロ」「集団的自衛権」「原発問題」など、国の根幹に関わる大きなテーマが議論の渦中にある中で、降って湧いたかのような今回のASKA覚醒剤事件

 

マスコミ業界に身を置いた者のみならず、知っている人は知っているだろう。

 

国家の根幹にかかわるような大きなテーマが議論になっていると、必ずと言っていいほど、一気に国民世論の注意をそらすかのような出来事が起こる。

 

テレビや週刊誌をはじめとした大メディアが、実にタイミングよく、必ずと言っていいほど、一気に国民世論の注意をそらすかのような芸能人や著名人の事件ネタが噴出するのある。

 

栩内香澄(とちないかすみ)」は、突発的ではあるけれど、トレンドキーワードとしてネット上で猛威をふるっている。

出身地や住所、以前の勤務先、その関係者にいたるまで、圧倒的な情報量で。

文春、新潮が狼煙を上げ、紙メディアもお祭り状態である。

これで霞がかかったように情報が一気にしぼみ、得する人、損する人が現れる。

こういう時、誰が一番得をするのかという視点をもって報道を見ていると違った世界が見えてくる。

 

死刑囚のえん罪が話題になったのはつい最近のことだ。

結局、ある事件の、当時の報道は、ほとんどがガセだったという事態は、過去にいくらでもある。

人の不幸は蜜の味、とはよく言ったもので、世間の耳目が集まる事件報道が肥大化すればするほど、肝心要の情報が減っていく。

いや、減ると言うより、見えなくなっていく。

 

 

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