東京・八王子「らーめん れんげ」誕生秘話
八王子駅南口界隈。 ラーメン激戦区に、4月24日、オープンした弟の店「らーめん れんげ」。
僕は宣伝担当としてオープン前日から店に張り付き、 SNS関連やネット対策、 自分のブログでお店の情報発信などをしてきた。
おかげさまで、ツイッターやブログからも集客。
「ブログ見てきました」 というお客さまの声を聞いた時には鳥肌が立った。
立ち上げわずか二日。 「検索される」ことの意味を改めて知った二日間。
ここ数ヶ月学んできたネットのビジネスについてのスキルが、 リアルな店舗ビジネスでも役立つという確かな実感。
有名らーめんブロガー(ZATSUさん「ZATSUのラーメン」)は開店前日から店を訪れ、 開店初日の24日、記念すべき一番目のお客さまとして来店。
24日夜、さっそく記事に。 オープン二日目の今日は、昨日以上の集客。 反響が広がっている。 修行してきたラーメン店の社長をはじめ、 ネットとはまったく無関係のリアルな人間関係を本当に大切にしてきた弟の、 それこそ全人格と全人生を賭けた一杯のラーメンを食べたときの感動。
こいつ、いつの間に、こんなに成長しやがったんだ。 頭のてっぺんから足のつま先まで電流が突き抜けるような感動の一杯。
僕たち兄弟は、3.11を経て誓い合った。 弟は、石巻に、ぜったいに店を出す。そのための一歩を一日も早く踏み出す。 僕は僕で、編集経験を生かした、リアルなビジネスをネットと融合させて構築する。
互いに協力し合って、やれるかぎりのことをやっていく。 故郷・石巻に、万分の一でも恩返しをするために、 ささやかでもいい、 いやささやかなことしかできなのはわかってるけど、 それでも、できることをなんとしてもやっていこう、と。
人は表面しか見ない、と不審と不信に心を支配されたこともある。
たしかにそういう人はいまも実際にいるし、 組織の中で勝ち組に乗るために、 人を貶めることに平気になり、 マイナスの感情に支配されていることにすら気づかずに、 未来を失って行く人もいる。
世の中は、そういう人のほうが多いのかもしれない。
それでも…。
実際に起業して苦労し抜いた友人も、 宮仕えの中でさらなる上を目指している友人も、 さまざまな現場で汗を流し、己の道を究めようとしている友人もいる。
成功をつかみとった人々は、 みな、最後は人間関係だと口を揃えて言う。
僕はやはり、人の見方が甘いのかもしれない。
脇の甘さは、利用しようとする人間に隙を与える。
ある時には、見極めなければならない関係がある。
ビジネスとなれば、なおさらだ。
幾度騙されても、はめられても、裏切られても、 それでも最後には、勝たなければならない。
人は、人とのつながりなくして、生きていけない。
リアルを避けてネットだけでつながっていても、 喜怒哀楽という根本的な欲求を共有できる仲間がいなければ、 孤独という牢獄で我を見失ってしまうかもしれない。
2月末に勤めていたらーめん店を辞め(奇しくも僕が会社を辞めたのも同じ日だった)、 それから2ヶ月弱で開店までこぎつけたその裏側に、 どれほどまでの眼に見えない苦悩と努力があったか。 仲間たちの、献身的というほかない協力。 仕事でもプライベートでも、人間関係をこつこつと積み上げ、 利害なしにかかわってきた友人たち。
弟のために無私で協力してくれ、 そして晴れの門出を祝うために集まってくれた老若男女の仲間たち。 いろんなドラマがあった。 その最高のドラマを、共有してきたそ記録を。
ブログで、つづっておこうと思う。
弟が作り上げた魂の一杯を、一人のお客様に届けるために戦ってきたその記録を、残しておくために。
協力してくてすべての方々への感謝の印として。
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