<ツイッターで話題>津波1メートルをなめてる君たちへ
津波だけじゃなく、川でも海でも、水の力を、絶対になめたらいかんぜよ!
2014年4月1日、南米チリ北部の太平洋沖で発生したマグニチュード(M)8・2の地震。
日本にも2日昼頃、岩手県久慈や宮城県石巻など、東日本大震災の被災地各地でも20センチから60センチの津波が確認された。
幸い、被害は確認されていない。
本当にほっとした。
チリ地震の津波といえば、1960年、日本にも大きな被害を及ぼした(チリ地震 (1960年) – Wikipedia)。
2011年3月11日、東北から千葉沿岸を襲った大津波の恐怖
大津波だから怖いのではない。
津波そのものが、本当に怖いのだ。
今回、気象庁が出した津波注意報の意味。
自分たちはきっと大丈夫、関係ないというその感覚が、3.11で多くの人命を奪った理由の一つでもある事を忘れてはいけないと思う。
なめたらいかん、絶対に。
下記はツイッターで話題の画像。
(pic.twitter.com/przrGnZWOjより引用)
わが故郷石巻をはじめ、東北の太平洋沿岸部が壊滅的な被害を受けた映像が頭にこびりついて離れないのは致し方ないとして、流れる水の力がいかほどのものか、上記の写真を見ればもう十分だろう。
説明の必要性もないくらいだ。
NHKや民放でも、実験施設を使った水流がもつ驚異的な破壊力の映像が何度も流されている。
下記は、東京大学地震研究所・佐竹健治教授による2010年のチリ中部地震での津波シミュレーション動画。
ニュースでも流れたので知っている方も多いと思うけれど、見ていない人も見た人も、確認しておいたほうがいい。
怖いよ、はっきり言って。
【動画】http://nikkan-spa.jp/616020
3.11の教訓をふまえて、頼まれて5回ほど、2013年の春先に講演をしたことがあるけれど、日常からの準備、身近な人とのコミュニケーション。
これなくして、何も始まらないということを知っていただけたらと思う(いずれ、僕の経験と講演の内容も、触れていこうと思う)。
しかも、SNSをはじめとしたネットスキルの重要性は、功罪含めてますます重要となっていく。
ネットなくして支援体制すら組めなくなる(これも詳細はいずれまた触れたい)。
トイレやお風呂、生理用品、食べ物、等々、自分や家族が被災者となった時のことをシミュレーションしておかないと、ヤバい。
震災も、竜巻や爆弾低気圧、台風などの自然災害も、異常気象が進行する中で、いつなんどき、誰の身にもふりかかってもおかしくないのだ。
もはや対岸の火事では決してない。