小学校で「お金」と「アニキ」について講演してみた
経済的な自由なしに真の自由なし。
マインドの構築というと、マインドコントロールみたいな、あんまりいいイメージがわいてきませんが、成功者の必然的な要素として、もっとも重要な要素が、何ものにも揺るがない、強固なマインド構築であることは、資本ゼロからの出発であっても、資産の継承者であったとしても、必然の中の必然。
数年前から、圧倒的な成功者に出会い、取材する機会を得る中で、なんて自分はちっぽけなマインドに固執していたのかと、今更ながらの思いにとらわれていた僕にとっても、このまとめは実に素晴らしい営為と言ってよい。
稼ぐということ、お金とは何か、富とは何か、働くとはどういうことか。
金儲け、というと、学校教育ではもっとも忌避されるテーマのひとつだが、とある都内の効率中学の講演を依頼された時に、僕が選んだテーマは「金儲け」だった。
義務教育の中学校で、何を考えてるのかとご批判もあろうかと思うが、受け止め方はともかく、もしも僕が中学生で、お金を稼ぐ、というテーマで授業があったら、善し悪し抜きに受講したかったと思う自分がいる。
あらゆる社会ステムやインフラは、すべて税金=お金なくしては構築できないという、本質的なお金の授業を、なぜ学校は忌避するのか。
必要不可欠な授業であることは、もはや論を待たない。
お金に関する誤解も偏見も、その重要性も、社会のシステムも、マネーの流通を学ばずして、社会の本質的な理解などできないからだ。
安易な正義や正邪を、教育の現場で語ることは容易い。
僕の時間オーバーのお金の講義に耳を傾けた生徒全員の感想文が後日送られてきたけれど、何人かの生徒の感想に僕は度肝を抜かれた。
偽善っぽい授業にあきあきしていて、本当の社会のことを語ってくれた○○さんに感謝します。
とか、
自分たちの未来を考えたとき、いま勉強していることの意味になんだか疑問がいっぱい出てきました。
とか、
先生達は本当のことを教えてくれない。僕はもっと世の中の本当のことを知りたい。
とか、
お金の本当の意味を考えなきゃいけないと思いました。
とか。
100名以上中で、割合にして2割以上もの生徒達が、自分たちのおかれたさまざまな現状について、しかもお金と社会システムの現状について、少なくとも疑問や興味を持っていることが感想文に記されていたのだ。
社会正義とは何か。友達とは何か。働くとはどういうことか。
そして「人のため」「社会のため」とはどういうことか。
できることなら豊かになりたい、と誰もが思っている。
でも豊かになることの意味や意義についての教育が、いまの日本では実質的になにも行われていない。
正しい生き方って何?
いじめなんて当たり前じゃん。親から聞いたよ。会社でもあるんでしょ。
ダメな奴はダメに決まってるじゃん。
所詮、人生なんて決まってる。僕は頭悪いし、先なんかない。
子ども達のココロの鏡に映るのは、親や先生をはじめとした大人社会の縮図だ。
学校では絶対に教えてくれない、「稼ぐ」ことの意味と意義について、お金と富について、
絶対にもっと学校という現場で教えるべきだとつくづく思った一日。