スナフキンの名言

「いい人」でいたい人、「嫌われることを恐れない」人

長々と３．１１について書いてきたので、がらっとテーマを変えて心洗われる言葉を。
gooで@JUNP_Nさんが紹介していたブログからの引用。

紹介する前に、実は２０数年前、僕は「スナフキンは殺される」という、なんとも恐ろしい文章を書いたことがある。
スナフキン的な存在は、世界に必要不可欠にしてキング・オブ・リスクな存在であるという、エッセイみたいなものだ。

２０１４年はムーミンを書いたフィンランドの児童文学作家トーベ・ヤンソンは1914年8月9日生まれ。
つまり今年２０１４年は、フィンランドに近いと言えば近い、ロシアのソチでの冬期オリンピックの開催年であり、トーベ・ヤンソン生誕１００周年にあたる年でもある。
（まあ、ソチオリンピックとはなんの関係もないのだけれどwww）

それはそうと、３．１１からのこの３年、あまりにも悲しいことが、悔しいことが、心を腐らせるような出来事が立て続けに起こった。
辞めた会社のとある後輩には「お祓いしてますか？　しなきゃだめですよ」と、真面目な顔をして言われる始末。オーマイガーッッッッッッッッッッッッッッッwwwww

そこで、誰の、何の参考にもならないけれど、
僕が壊れそうになった出来事ベスト５。

第１位　東日本大震災
第２位　全人格を否定された衝撃的な事件
第２位　思わず「えっ！？」と叫び、「やっぱりな」と納得した鬱病という診断
第４位　身内の顔面骨折という大けが
第５位　失職（やれやれwww）

疲れきった僕は、かなりヤバい状態にしばらくおかれていた。
けれどなぜか、この３年のうちに、
一昨年、今年と、格の違う素晴らしい人物との出会いもあった。
バリの日本人大富豪、世界的な女性作家、学生時代からの親友の桁違いの励まし（残念ながら金銭的なものではありません。当たり前www）や、世代のまったく異なる、住む場所も離れていてめったに会うこともないのにSNSでつながっている無名の仲間たちとの、ココロの邂逅があった。

不可思議なる３年。最悪の３年。ありえないヤバい出来事が続いた３年。

ホリエモンの『ゼロ』を読んでゼロに１を足す生き方のバックヤードに思いを馳せ、
昔、自分が担当編集した６歳を前に、難病指定さえされない難病で亡くなったHちゃんとその家族の２１８８日の記録の本を再読して、
いろんな人に迷惑かけて、心配かけて、そして信じてたいろんな人に裏切られた３年間を思った。

いい人でいたい……どうだろう。そんなふうに思う自分は確かにいたけど、思った時にそれが誰のことを対象に思っていたのか、もうよくわからない。

いくら嫌われたっていい……どうだろう。貫くべきものを貫く。ひよったこともあるけど、納得できないことを納得できないって言い続けてしまうことが、公の場で多すぎたかな。

信じてた奴に裏切られたってのは、けれどかなり痛烈だ。
こんな年になっても、イタすぎる思いや感情は、
時々抑えきれずに、意志とは関係なく精神や体が悲鳴を上げるんだってことを初めて知った３年間。

でもこのことだけは言っておきたい。
僕は、交わした「約束」だけは果たして来た。
大切な守るべきものたちを守るという約束だけは。

きっと僕も知らないうちに、あるいは知っていて、人を裏切ってきたきたのだ。
奇麗事を言うつもりもないし、かといって泣き言を言うつもりも、もはやない。
死ぬことも考えたし、そのほうが楽だって思ったこともあったし、いまはまともにものを考えて前を向くことができるようになったけれど、特に２０１３年から２０１４年初頭に掛けて、人生でもっとも苦痛の時を迎えていたのだろうと、振り返ってみたりする自分がいる。

まさに因果応報だ。

前置きが長くなった。
ココロ洗われるスナフキンの名言を、この辺で。

1位 「嵐の中にボートを出すばかりが勇気じゃないんだよ。」

2位 「あてはないのさ、気の向くまま、風の吹くまま、ぶらぶらとね。」

3位 「本当の勇気とは自分の弱い心に打ち勝つことだよ。包み隠さず本当のことを正々堂々と言える者こそ本当の勇気のある強い者なんだ。」

4位　「人の好みは千差万別だと思います。もし全部の人間が同じものを食べ、同じものに感動し、同じ本だけしか読まなくなったとしたら、僕はそんな世界は味気ないつまらないもんだと思います。    」

5位　「人と違った考えを持つことは一向に構わないさ。素晴らしい発見や素敵な哲学は案外そんなところから生まれる場合が多いからね。でもその考えを無理やり他の人に押し付けてはいけないなあ。その人にはその人なりの考えがあるからね。」

6位 「つまらん意地を張って、優しい仲間を失うことは、美しい宝石をなくすよりも悲しいことだよ。」

7位 「一度決めたら最後までやりぬく、それが俺の人生さ。」

8位 「どこにもなかったら、自分で作ったらどうだい？できるかどうかはやってみなければわからないんじゃないかな。」

9位 「みんなと同じことをするのはたやすいことだ。」

10位 「世の中にはね、自分の思い通りになってくれない相手のほうが多いんだよ。おべっかばっかり使って友達になろうとするやつも同じくらい多い。だけどムーミン、僕はそんなやつが大嫌いさ。」

11位 飢えを知ってればこそ、僕は二度とそうなりたくないと努力するだけだよ。

12位 もっと意気地のない弱虫は、自分のした悪いことを隠して人を騙すことだよ。

13位 故郷は別にないさ、強いて言えば地球かな。

14位 君は今日一日ムーミン谷に笑いを与えたんだ。ムーミン谷は今日一日何となく楽しい。それは君のおかげだ。

15位 怖いかどうかはやはりムーミン自身が経験しなけりゃならないんじゃないかな。

16位 人の涙を弄んだり、人の悲しみを省みない者が涙を流すなんておかしいじゃないか。

17位 だから涙はもっと大事にしたいもんだね。

18位 自然の力はすばらしいもんだよ。

19位 自分の入りたくないところへ無理やりに入れられたら君はどうする？自分のやりたいことを押さえつけられたら君はどうする？

20位 心の繋がった仲間こそ、ルビーにも勝る美しいルビーさ。

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Matsu Ken